城娘図鑑
伯耆国陰田御番所(鳥取県米子市陰田町)
出雲国との国境で出雲街道の往来を取り締まった関所の一つよ。
番所の門は朝6時に開け、夕方6時に閉める規則的で健康的な生活を送りつつ、浪人や不審者、密輸に関与する不届き者は特に厳しく取り締まってあげたわ!
え、伯耆国からの出国者には甘くて出雲国からの入国者には塩対応だったって?
べ、別にツンデレとかじゃないからね!規則に則ってただけだから!!
廃藩置県が行なわれて鳥取藩が鳥取県になると藩の管轄していた御番所も必要がなくなってしまい、各番所は徐々に廃止されてしまったわ。
番所の廃止通達から番頭の御役御免まで2年の歳月が流れたけど、その間も地元の番士はしっかりと番所の役目を果たしていたみたい。
明治政府の発足による廃藩置県などの新制度の発布で不安定な情勢の中、ちゃんとお給料を貰っていたのかは心配だけど…