所 属

毛利

杉原

よみがな

人物名

いわた とうじろう

岩田藤次郎

官 途

不詳

出身地

不詳

生 年

不詳

没 年

不詳

不詳

不詳

不詳

列 伝

杉原盛重の部将。

 

1571年4月13日(元亀2年3月19日)

尼子残党の軍勢を率いた羽倉元蔭を尾高周辺(日吉津)で迎撃するため、毛利方の大将の一人、吉田元重の部隊に従軍している。

迎撃戦では羽倉元蔭と対峙するが膝の節を突き抜かれ返り討ちに遭っている。

尼子残党が徐々に劣勢となり日吉津の浜まで戦線を下げた頃、羽倉元蔭に手傷を負わされたことを不覚に感じ、深手を負いながらも再び渡り合わんと浜へ向かうと、毛利方の槍兵4~5名によって地に突き伏せられた羽倉元蔭を発見する。

すぐさま走り兎ると既に満身創痍であった羽倉元蔭を押さえ付け、その首を掻き切り首級を挙げている。(陰徳太平記 巻四十八 羽倉元蔭戦死之事)

 

鬼神の如き武勇を振るった羽倉元蔭の首級を高く差し上げ、誇らしげに帰陣したが、首級の検分では杉原盛重が自身の功績よりも敵将であった羽倉元蔭の武勇に対して感嘆の涙を流す様には驚いたようであり、納得がいかないとする描写が見える。

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