【 伯耆古城図録（伯耆町篇） 】古市城（古市の進氏館、海蔵寺館）
【 伯耆古城図録（伯耆町篇）更新 】古市城（古市の進氏館、海蔵寺館）
広大な畑地が広がる海蔵寺台地より東側の山中に所在する進氏の居館跡と伝わります。
居館跡は石垣造りで2段の郭を持っていますが、往古の進氏の居館と海蔵寺に由来する遺構なのか、後に観音堂へと姿を変えた際の改変や修繕による遺構かよく分かっていません。
おまけに2段目の郭には山から水が流れ込み沼地化しているため遺構の損壊が進んでいるように見えます。
近年までお祭りが行われていたとされること、石垣の積み方が神社などでよく見られる形状であり比較的新しいことから観音堂による改変や修繕を受けた遺構の可能性が高いと考えられそうです。
地元の方の許可が無ければ見学できない場所にあるため一般公開はされていませんのでご了承を。
（鳥取県西伯郡伯耆町古市 / 鳥取県西伯郡伯耆町父原）
