城娘図鑑
伯耆国尾高城(鳥取県米子市尾高)
「山陰の麒麟児」と謳われた山中幸盛の逸話や、伯耆国各地を転戦し対尼子戦で活躍し軍記物を彩る杉原盛重について数々の物語が残る城跡ね。
私が紹介したい武将は伯耆山名氏が治める頃に活躍した伯州衆筆頭の行松正盛。
大永の五月崩れで居城を尼子方に奪われ国外への退去を余儀なくされてしまいますが、一族の家城を取り戻す事のみを切望し、諦めることなく、実に38年という歳月をかけて一族の居城を取り戻す逸話には「諦めなければ夢は叶う」なんてメッセージ性が感じられないかしら?
そこまで難しく考える必要はないのかもしれないけど、現在の尾高城跡には梅、桜、紫陽花など季節を感じさせる花々を見ることができるのよ。
天気の良い日に気軽に訪れてみてはどうかしら?