第25回全国山城サミット安来大会

第25回全国山城サミット安来大会

【会場】安来市総合文化ホール アルテピア

【日時】2018年9月24日(月・祝)9:00~16:00

(公式サイト) 第25回全国山城サミット安来大会

平成30年9月24日(月・祝)、島根県安来市飯島町の安来市総合文化ホールアルテピアにて第25回全国山城サミット鳥取大会が開催されました。

第25回全国山城サミット 安来大会さんとのコラボ企画として「月山富田城と伯耆の山城」と銘打ってパネル展示を行いました。

パネル展開催にあたっては安来市教育委員会(広瀬庁舎)の担当の方、並びにご協力頂きました皆様には大変お世話になりました。

当日の来場者数は1,000人~1,200人(新聞社発表)、山陰地区だと前回の第21回全国山城サミット鳥取大会も1,000人くらいの来場者(但し、鳥取会場は市街地で宿泊、交通の便も良好)だったと思いますが、開催場所を考慮すると熱心なお城ファンは確実に増えている実感があります。

来場者に関しては24日の1日だけの数字ですが、前日の23日にも関連イベントとして月山富田城、京羅木山城、勝山城の史跡見学が行われ、第7回戦国尼子フェスティバルも共催イベントとして扱うなら、恐らく数千人が参加した計算になるのかな?

会場は安来市総合文化ホールアルテピア。あたり一面の田圃風景が広がる中、突如として巨大な人工建造物が現れるので、周辺の景色との違和感から凄く目立ちます。ちなみに2017年9月に完成したそうです。

本来は正面入口から受付をするはずなのですが…関係者用の裏口から入場して展示会場の小ホールに向かいました。

小ホールにはメイン会場(大ホール)のライブビューイング設備があり、こちらは事前に申し込みをしてなくてもメイン会場の様子を映像で楽しむことが出来ました。

事前予約がなければ山城サミット自体に参加できないと思われてた方も多かったようなので…この辺りの周知は課題でしょうか。

パネル展の管理があった都合、メイン会場で楽しむことは出来ませんでしたがライブビューイングのおかげで雰囲気は把握できました。

基調講演~講演1・2~ゲストトーク~パネルディスカッションと続きましたが、ゲストトーク以外は4年前の鳥取大会でも同じような事を聞いたような…てか、月山富田城の事についてはあまり詳しく触れてなかったと思います。

他所の県の城跡ばかりで地元から参加された方々には少し物足りなかったかもしれません。

尼子氏に関する情報も古い説が混じっていたようなので、講壇に立たれる先生方はもっと勉強してきて欲しいですね。(個人的な感想)

さて、メイン会場はそんな感じで粛々と進む中、小ホールでの展示に移ります。

先ずはウチのスペースの紹介を…って、写真が無い(汗。

前日の設営から当日の一部撮影データが何故か見当たらない…前回の鳥取大会の時もこんな感じだったような…

文字だけの説明で恐縮ですが、今回は月山富田城をメインにして、関係のある伯耆国側の山城を紹介するパネル展をさせて頂きました。

他団体様の展示ブースではパーティション1~2枚の割り当てに対して、ウチの企画は4枚を割り当てて頂き、一番大きなブースだったような気がします。主催の教育委員会様にはホント感謝です。

続いて写真の残っている他団体様の展示紹介。

安養寺サタデースクールさんの馬木城(夕景城)

日本城郭協会主催の「第16回全国城の自由研究」で入賞した馬木城の作品展示です。

別名の夕景城(ゆうげじょう)ですが、「ゆうげ」は「ようがい」の訛りとのことで、伯耆でも金持城(大要害・小要害)は「要害」と書いて「ゆうげ」と読むので何か関係があるのかな…という話で盛り上がりました。

島根県奥出雲町さんの矢筈山城紹介パネル

矢筈山の頂上に所在したのが夕景城。となると夕景城の別名が矢筈山城であり馬木城…ということになるのでしょうか。(矢筈山のある地名は馬木のようです)

呼称が地域によって異なるのは極々当たり前のことなので、地域に親しまれている名前で呼ばれ、地域の宝として末永く城跡を大切にしてもらえると嬉しいですね。

ちなみに伯耆にも矢筈ヶ山という山があります。琴浦町の船上山に連なる山ですが山城かどうかは微妙。

あ、そういえばサミット終了後にお醤油を頂きました。ありがとうございました^^

滋賀県甲賀市さんの水口岡山城紹介パネル

また伯耆と縁の深いお城が出てきました。関ヶ原の戦いの後、伯耆へ転封された米子城の城主、中村一忠の父、中村一氏が築城したと云われるお城です。

池田家とも縁があり、今回は3Dプリンターで復元したアゲハ蝶の鬼瓦を展示されていました。

伯耆志の記述で伯耆河岡城の城主、河岡山城守は「甲賀山城守」を名乗っていて甲賀出身とも云われてます。

当時、伯耆(鳥取の西側)から滋賀県までは簡単に行き来できる距離でもないと思うだけに、沢山の繋がりがあると嬉しくなります。

鳥取県鳥取市さんの鳥取城紹介パネル

今は同じ鳥取県ですが、少し昔だと伯耆とはお隣の国、因幡の鳥取城。

今回は鳥取城の大手に復元された擬宝珠橋の復元完成式についての紹介でした。

この橋を作るときに出た檜のカンナ屑をポプリにリメイクして配られてました。

金山要害山保存会さんのパネル展示

松江市宍道町に所在する金山要害山。宍道氏歴代のお城と云われています。

伯耆では手間要害の北端、膳棚山城の城主に宍道玄蕃が居たことを思い出し、この人物について語り合ってしまいました(笑)

多分、宍道の方から来ているのは間違いないだろう…ということで落ち着きましたが、今回のパネル展は伯耆と繋がりのある場所の参加が多くて楽しかったです。

岐阜県恵那市(岩村城)さん、中津川市(苗木城)さん、可児市(美濃金山城)さんのパネル展示

次回の山城サミットが行われるのは岐阜県の可児市さん。

2020年の大河ドラマに明智光秀が題材になることが決定しているので盛り上がるのは確実ですね。

美濃金山城は森成利の生まれたお城と云われているようです。てっきり尾張の生まれだと思っていました…

織田家は尼子再興にも力を貸していたようなので出雲の方では馴染みがあるかもしれませんね。

逆に伯耆では…杉原家のお家騒動や行松氏、南条氏への煽動、尼子再興への援助などなど、水面下で毛利方への工作が目立ちます。あ、お隣の因幡では鳥取城が餓殺に遭っていますね…まあ、主犯はだいたい羽柴秀吉ということにされてますので、直接的に織田氏へ嫌悪感を持つ人が少ないのかも。

あと、写真が残っていたのは…

・山口県山口市の高嶺城

・兵庫県上郡町の白旗城

・島根県大田市(大田市観光振興課)の山吹城

・美作の中世山城連絡協議会の医王山城

・広島県安芸高田市

写真が残ってないのですが…

・大分県竹田市の岡城(瀧廉太郎の荒城の月は有名ですね)

・福井県美浜町の国吉城

・鳥取県米子市の米子城

など、多くの団体、自治体が参加されていました。

「山城」という非常にマニアックな題材にも関わらず参加者は年々増加しています。

山城サミットも回を重ねる毎にパワーアップしていくと思うので、先ずは伯耆国内から山城サミットに加盟してくれる自治体の登場を待ちたいところです。

shirotan-houkinokami

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