不詳
一条
市介
山田満重の部将。伯耆国河岡城、伯耆国大江城(八橋城)の守将を歴任した。
1563年(永禄6年)、守将として河岡城へ入城。
同年7月3日、尼子方の襲撃によって戦場で銃撃を受け負傷しているが河岡城を堅守している。
この銃撃が伯耆国内の戦で初めて鉄砲の使用を伺わせる記述とされ、同時に尼子方が鉄砲を所持していた根拠としているが味方の流れ弾に当たった可能性も完全には否定できない。
城を預かった守将の名誉を高め、負傷の上の奮闘と味方を鼓舞すると同時に、同士討ちの不手際を隠蔽するための改竄とも推測される。
大江城(八橋城)でも守将としての記述があり、600余名の兵と共に城の防衛を担っている。
1564年(永禄7年)7月22日、因幡鹿野合戦において戦功を挙げ、吉賀頼貞・土屋七郎左衛門らと共に感状を賜っている。
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