伯耆国日野郡の有力国人衆（日野衆）、進氏の一族。

萩藩閥閲録 一三〇進三郎兵衛 某感状写

1578年（天正6年）、尼子再興軍に与して播磨国上月城へと楯籠り、籠城戦での働きに対して「幸」の判が署された感状を給わっている。

「幸」の判を署した人物の特定が難しいが、ほぼ同様の内容で進幸義へと発給された感状では某興幸としていることから同一人物の可能性も考えられる。

尼子再興軍を構成する軍団には日野衆を中核とした部隊があり、大将の日野五郎が序列の高位に記されるなど再興戦では日野衆が重要な戦力であったことが伺える。