伯耆国 日野郡
なかすげやしき
中菅屋敷
所在地
鳥取県日野郡日野町中菅（字土居ノ内）
城 名
なかすげやしき
中菅屋敷
所在した堀村に因む名称
別 名
どいのうち
土居ノ内
所在する字名に因む呼称
築城主
不詳
築城年
不詳
廃城年
不詳
形 態
平城、居館
遺 構
郭跡、切岸※
※ 県道210号線などによる切通に改変
現 状
原野、畑地、県道210号線、宅地
備 考
史跡指定なし
縄張図
不動ヶ嶽城(字土居ノ内) 中菅屋敷略測図（鳥取県中世城館分布調査報告書第2集(伯耆編)）※鳥取県教育委員会提供
城 主
毛利
三村家親
永禄年間に在居とする
参考資料（史料及び文献、郷土史など）
伯耆志（因伯叢書 伯耆志巻四 大正5年10月 佐伯元吉）
陰徳太平記［香川正矩 編］（明治44年5月 犬山仙之助）
陰徳太平記 合本巻之二［香川正矩 編］（明治44年5月 吉田八得）
伯耆民諺記（寛保2年 松岡布政）
伯耆民諺記(写)（昭和23年 原田謙）
伯耆民談記 巻上（大正3年1月 佐伯元吉 因伯叢書発行所）
伯耆民談記 巻下（大正3年3月 佐伯元吉 因伯叢書発行所）
伯耆民談記（昭和2年10月 佐伯元吉）
因伯文庫 伯耆民談記（昭和35年3月 萩原直正校註）
日野町誌（昭和45年5月 日野町誌編纂委員会）
日野郡史（昭和47年4月 日野郡自治協会）
年 表
概 略
居館の所在した字名を「土居ノ内」とし、伯耆国不動ヶ嶽城を任された武将の居館と推測される。
永禄年間（1564年頃）は毛利方の武将、三村家親が一時在居した居館とされる。
伯耆志 中菅村の条 城跡の項
原本此所中菅村屋敷跡に中菅村之園有り省略す。
伯耆志には中菅村に居館の所在が記されている。
1564年7月16日（永禄7年6月8日）
陰徳太平記（巻第三十七 伯耆国日野之不動ヶ嵩夜討事）では尼子方の福山綱信から夜襲を受けた香川光景が如来堂から逃げ延び、三村家親を頼った際に登場する館が当屋敷と考えられる。
三村家親が伯耆国法勝寺城へ移った後の詳細は不明。
現在は県道210号線とその側道により寸断されており、鳥取県中世城館分布調査報告書 第2集(伯耆編)でも詳細は不明とある。
現地の高低差から主郭を含め北西に向け3段以上の郭跡が連なる連郭式の居館とも見て取れる。
写 真
2016年4月2日
主郭遠望
東側遠望
主郭眺望
連郭式居館
主郭
北西一郭
北西一郭
北西一郭
北西一郭眺望
北西二郭
北西二郭
北西二郭
北西二郭
北西二郭
