不詳
慶長年間
紀
朝臣
進
少納言
成行
進少納言(しんのしょうなごん)
紀成盛を祖と称する進氏の一族で進成時の子とされる。
正室は古曳吉種の娘とされ、大山経悟院へ弟子入りとある。
時期は不明だが古市牧野家古文書には大山寺の宝物を盗み出していたことが記述に見える。
「大山御朱印三千石品々打出し、大山腰物の宝物吟味して少納言漁りに及び(略)」
天正年間、大山寺は横領を把握していたと考えられるが、伯耆国米子城の城代であった古曳吉種の娘が正室であったことから徳永村(徳長村)に匿われていたことが記述に見える。
古曳吉種が文禄の役で戦死した後、中村一忠による伯耆国の知行となると横田村詮によって大山寺の検地が行われ、大山寺の申告と保有する宝物が合わなかったことから横領が公に発覚している。
横田村詮より徳永村(徳長村)へ大勢の侍が送られると捕縛され、勝田土手へ磔とされた。
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